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カテゴリ:旅の本( 13 )
『easy traveler』 feature... Special travel 'IRELAND'
b0008784_16525740.jpgいまカバンの中の整理をしていたら、
この『easy traveler』 vol.14が
ブックファーストの袋からひょっこり出てきました。
一緒に『いろは』4号が入っていました。

『easy traveler』の特集は、アイルランド。

21日間じっくり取材旅行、読み応えあり。
イギリスとは一クセちがう国。
しかも1990年代からアイルランドは好景気の最中なのだそうです。
そこで外食・ファッションやアートシーンが活性化し、
カフェやパブが新旧入り乱れ、デザイナー個人のお店も紹介されています。
一方でグッドフードサークルで町おこしをした美食の町「キンセール」や
オーガニック野菜の農場とそれらをあつかうお店、
伝統的なアイリッシュ・ツイードの老舗メーカー『マギー』にも十分
紙幅をとられています。
そして、ダブリンからベルファストへ。

そうそう、これは神戸にいったときに電車の中で読んでいたのです。
アイルランドにはなかなか行けそうにないけれど、行っている気分で(笑)。

おんなじカバンからは、その日寄った海文堂書店の袋からsumus文庫の
『明治美術絵葉書』と『加納作次郎 三冊の遺著』が出てきました。
先日、京都の三月書房さんで、『明治美術絵葉書』は売り切れ、
と言われていたので、ようやく見つけてすごく嬉しかったのでした。
ちなみに三月書房さんではバーゲン本の『星の声 回想の足穂先生』と
『澁澤さん家で午後五時にお茶を』の二冊を半額で入手。
星の声―回想の足穂先生
萩原 幸子 / 筑摩書房
ISBN : 4480823484
渋沢さん家で午後五時にお茶を
種村 季弘 / 河出書房新社
ISBN : 4309009255

他にもあちこちに行った時に寄った本屋さん、古本屋さんの袋から、
あれやこれや本が出てきて、さて、どこにしまおうか、という大問題が。
それより、いったいいつ読むの?という方が問題かも(爆)。

easy traveler』 vol.14
発行・発売:イージーワーカーズ
定価:750円
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by chubb3 | 2006-05-06 17:02 | 旅の本
アンドレイ・クルコフ著 沼野 恭子 訳 『ペンギンの憂鬱』
舞台は真っ平ら。暗幕は真っ黒で、その厚さは計り知れません。
でも、もしほころびを見つけたら、案外ペラペラだったりして・・・
めいめいが一役ずつ、何かを演じなければならない舞台だ。
私はこの世の中のことを、そういうふうに思っている。
                  -シェイクスピア 『ハムレット』

ペンギンの憂鬱
アンドレイ・クルコフ 沼野 恭子 / 新潮社
ISBN : 4105900412
時代は1990年代。場所はソ連崩壊後、マフィアの暗躍するキエフ。
おこなわれている不条理劇は、幕の前では穏やかに過ぎていくようです。
憂鬱症のペンギン、ミーシャがのんびりとアパートを歩き回っています。
「ちょっと預かる」はずが、ずっと預かっているマフィアの娘ソーニャは
聞き分けよく、ソーニャの子守をしてくれるニーナともいつの間にか同棲し、
ペンギンのいる家族ごっこ。
主人公ヴィクトルは自分に問いかけます。
もしかしたら、ニーナのことも、ソーニャのことも、少しは愛する努力をしなくちゃいけないんだろうか。
二人が同じような愛情で応えてくれるように。
なんとも微笑ましいではないですか。
たとえ舞台袖で、あるいは暗転したときに、血が流れていたとしても。

売れない短編小説家ヴィクトルは未来の死亡記事、つまり脚本を
書かされていることや、アパートの訪問者の落とす暗い影には、
気付いていません。あるいは、気付かないふりをしています。
うすうす勘付いたとき、脚本を依頼した編集長にこう言いくるめられるからです。
仕事の意味を知ったら最後、お陀仏だ・・・・・・。映画じゃない。知りすぎてお陀仏になるんじゃない。逆だよ。君の仕事も、ついでに君の命ももう必要ないって段になったら、そのときすべてわかる・・・・・・
売れない、もてない、さえない。
そんなイケてない人生のはずだったのに、一本の電話で歯車が食いちがって、
穏やかそうだがしっくりこない方向へ歩んでいるような気がするヴィクトル。
もしかすると、この暗幕はペンギン・ミーシャが着込んでいる憂鬱な喪服?
いや、もしかするとこの自分が〈十字架〉をしょいこんでいるのかも?

文章全体にユーモラスなのに、なんだか不気味さ漂うブラック・コメディ。
ひょうきんな愛らしい姿なのに憂鬱症をわずらっているペンギン・ミーシャ。

ウクライナといえば、キエフ。 キエフといえば、チキン・キエフと思っていました。
これからはチキンだけじゃなくて、ペンギンのミーシャも!
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by chubb3 | 2005-05-19 23:27 | 旅の本
ジークフリート・レンツ 著 松永 美穂 訳 『遺失物管理所』
忘れ物センターには何度となくお世話になっているので、このタイトルに反応。

新潮クレスト・ブックス 遺失物管理所
ジークフリート・レンツ 松永 美穂
/ 新潮社
ISBN : 4105900447
「遺失物管理所」という格調高い響きと字体がいいですね。
日本でよくあるのは「お忘れ物センター」。 ていねいながら軽くいなされる感じ。
「これですか。 (そうです!良かった~。ありがとうございました!) ハイ、どうも」
または「いや、ありませんね。 (え!? ・・・そうですか) えぇ。申し訳ないですが」

「遺失物管理所」は古いお役所の感じ。
「まずこの書類に記入してください」
「これがあなたのものだという証明が必要なんです」

そんな一見お役所めいた職場にうつってきた24才のヘンリー。
「ぼくは気持ちよく仕事ができて、満足していられて、ばたばた走り回る必要が
なければそれでいいんです」という彼は、この職場を気に入っています。
まず魅力的な女性に、ちょっかいを出して反応が見られること。
それに一体全体どうすれば忘れられるのか、というモノがごろごろしています。
所長が飼っているウソも、クシャミした拍子にびゅーんと飛んで出る入れ歯も、
大道芸用のナイフも、きれいに揃えられた釣具一式も・・・
ヘンリーはこの職場にじっとしていながら、あちこちから遺失物やその持ち主が
いろいろな話題を提供してくれるのに耳を傾けて楽しんでいるようです。

一方で、ドイツの社会問題もからめられていて、どの国でもあるんだな・・・と。
見過ごされがちなもの・忘れ物に光をあててくれる場所の物語です。
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by chubb3 | 2005-05-17 00:54 | 旅の本
マイケル・パタニティ著 藤井留美 訳 『アインシュタインをトランクに乗せて』
アメリカン・ロードムービーにありがちな、でも実話。

アインシュタインをトランクに乗せて
マイケル パタニティ Michael Paterniti 藤井 留美 /
ソニーマガジンズ
原題"Driving Mr. Albert"
ISBN : 4789718859

主人公は、奥様が一足お先に本を出す準備に追われているけれど、
自分は犬と戯れているご身分のフリーライター。
この本の中では何をしているのかというと、84歳の元病理学者の運転手役。
その元病理学者トマス・ハーヴェイ博士がフツウのご隠居様なら、
著者初めての単行本が地球を半周した日本でも読まれるということはないでしょう。
「なんと、アルバート・アインシュタイン博士の脳を持っている」人物なのですよ。
何しろ実話ですからね、別に「頭脳を持っている」と言っているわけではないのです。
ホルマリン漬けになった脳。これを持っている人物。

半ば都市伝説化していたこの人物をつきとめ、直接話すようになったある日、
「アインシュタインの遺族を訪ね、過去にけりをつけたい」という博士の言葉に
パタニティはほぼ反射的に「僕が運転しますよ」と言ってしまいます。
「へっへっ」木片を二つ並べたような乾いた笑い声だった。
「それはそれは。ぜひお願いしよう」ハーヴェイの答えは、僕の予想を完全に裏切った。
そこから妙に魅力をかかえた博士とのロード・ムービーが始まります。

二月の灰色の空。
出発点はハーヴェイとアインシュタインの脳みそがいる ニュージャージー州の
プリンストンに近いランチハウス。そこから延々アメリカを横断して、
アルバート・アインシュタインの孫娘エヴェリンの住むカリフォルニアに向かいます。
途中でハーヴェイに関係するところや人を訪ねたり(博士のかつての良き隣人、
バロウズに会い、クウェーカー教徒とカウンターカルチャーの権化との
全くかみ合わない会話の目撃談など)
、パタニティがとったハイウェイ沿いの
観光地を訪れたりといった旅行記を縦糸に、アインシュタインやハーヴェイ博士に
ついて言われている、あることないことの引用を横糸にして、
偉大なるアインシュタインにまつわる人々の複雑な関係図がつづられていきます。
ハーヴェイは一体どうして脳みそなんかを持っているのか?
それに関する攻防戦はどういうものであるのか?
・・・そして長い旅の着地のわるい終点から、新たな葛藤の始まり。

世界物理年に、ちょっとした長期休暇が到来。
『エスクワイア』などに寄稿するパタニティの海外雑誌風の文体に乗って
ちゃっぷんちゃっぷん、アインシュタインを道連れにしてみるというのも、どうでしょう。
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by chubb3 | 2005-04-20 22:59 | 旅の本
カレル・チャペック 著 飯島 周 編訳 『イギリスだより』
イギリスだより
カレル チャペック Karel Capek 飯島 周 / 恒文社
ISBN : 4770408935
カレル・チャペックが戯曲『ロボット』により、一躍、国際的に有名になり、
1924年にロンドンで開かれた国際ペンクラブ大会に招待されることとなって
はじめてイギリスを訪れたときの旅行記です。

この旅行記は、自筆の挿絵つきの手紙としてチェコの『人民新聞』に掲載され、
好評を博したのだそうです。
その挿絵はこの表紙にもあしらってあるとおり(この挿絵はケンブリッジの学生寮が
見えるバックスでパドリングを楽しむ人々を描いたもの)

フォークロア的な味わいがあって、とてもかわいらしいものです。
実兄ヨゼフ・チャペックも作品の挿絵や装幀を手がけていることで有名ですが、
彼自身も絵がとても上手だったのですね。
当時のチェコの人々はきっと、彼の絵を見、またユーモアあふれる彼の文章を
読みながら、イギリスのことをあれやこれや、想像して楽しんでいたことでしょう。
b0008784_15563124.jpg
チャペックの本棚―ヨゼフ・チャペックの装丁デザイン
ヨゼフ・チャペック / ピエ・ブックス
ISBN : 4894442493
約半世紀前のイギリスを旅行した気分になれる一冊。
今のイギリスと比べてみたり、チャペックの母国チェコの様子の比較を楽しんだり、
チャペックがイギリスで会った作家たちの名前を見て、
「え、この人って1924年に生きていた人だったっけ・・・??」と驚いたり・・・
そう驚いているのは、いい加減なわたしだけ?
ちなみにこの本は、「カレル・チャペック■エッセイ選集」という6巻からなる選集の
2冊目です。1冊目は『チェコスロバキアだより』。こちらも楽しそうです。

内容紹介・・・>
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by chubb3 | 2005-03-08 19:30 | 旅の本
デビッド・マコーレイ作 桐敷 真次郎 訳 『キャッスル』
b0008784_1626614.jpgキャッスル
―古城の秘められた歴史をさぐる―

桐敷 真次郎 デビッド・マコーレイ David Macaulay / 岩波書店
ISBN : 4001105241
時代はイングランドがウェールズを征服しようとしていた13世紀。
エドワード一世の治世です(在位1272~1307年)。
イングランド人がウェールズに建設した城と城下町を、計画段階から建設の様子、
そしてウェールズ兵の攻撃を迎え撃つまでが描かれます。

たとえば、イギリスの古城をたずねたことのある人や、それだけでなく
サトクリフの『太陽の戦士』シリーズなどイギリスの歴史モノが好きな方、
太陽の戦士
ローズマリ・サトクリフ 猪熊 葉子 チャールズ・キーピング
/ 岩波書店
ISBN : 4001108267
最近でいえば、映画「キング・アーサー」や「タイムライン」といった
キング・アーサー ディレクターズ・カット版
/ ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
ISBN : B0002U8NOS
タイムライン
/ アミューズソフトエンタテインメント
ISBN : B00017YVBG
ヨーロッパ中世モノの映画が好きな方、
特にLotR SEEのDVD特典でメイキングに魅了された人は
この絵本、たまらないと思いますよ・・・!

古本でもけっこう出回っています。
かくいうわたしも、古本屋さんで手に入れました(200円で初版本♪)。

内容紹介・・・>
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by chubb3 | 2005-03-06 15:52 | 旅の本
ジュンパ・ラヒリ 著 小川 高義 訳 『その名にちなんで』
名づけは、その人の生まれた文化、家族の下に違い、一生付いて回るもの。
それを自分で改名したとしても、両親からの生命の次の贈り物を
本人は忘れることはないでしょう。よくもあしくも・・・
 「やあ、ゴーゴリ」と小さく呼びかけながら、いばりくさったような顔で産着にくるまれている息子をのぞき込む。「ゴーゴリ」と、もう一度口にする。いい感じだ。赤ん坊は、ああ、びっくり、と言いたそうに首をまわしてから、あくびをする。
その名にちなんで
(原題:'The Namesake' )
ジュンパ・ラヒリ Jhumpa Lahiri 小川 高義 / 新潮社
ISBN : 4105900404
短編集『停電の夜に』の作者ジュンパ・ラヒリによる、初長編小説。名作。
原題の意味は・・・
namesake
- n (名詞) 同名の人[もの], 《特に》人の名をもらった人, 人の名のもとになった名前の人.
主人公ゴーゴリは、インド系アメリカ人2世。
その奇妙な名前は父アショケを若き日の瀕死の事故から救ってくれた
短編集『外套・鼻』の作者、ロシアの文豪ゴーゴリから名づけられます。
まずその風変わりさ、そして文豪ゴーゴリの変わった生涯・・・
自分の名前という重荷にたえきられず大学進学を期に、ニキルと正式名を
名乗るようになります。ただし、自分の通称の由来を知らないまま。
正式名、というのはベンガル式の命名法で公式の場で使われる名前のことをいい、
身内・親戚でしか呼ばない名前は「通称」です。
あの、エリザベスのことを親しくなるとベスと呼んだり、リズと呼んだりするのより、
ずっと厳格です。(☆参考:アメリカ人のニックネーム|Excite Bit) 
そういったベンガル文化のしきたりに、どうしても馴染めないゴーゴリは、ABCD
(=American-born confused deshi[アメリカ生まれの、わけのわからなく
なっているインド系の人間])という言葉を聞いて、「だったら俺のことだ」。

ラヒリの文章は、さりげない日常を濃やかに描く、といわれますが、
その日常を生きる人々は特殊だ、といって差し支えないでしょう。
職業は建築家・大学教授・編集者・法律家・学芸員・弁護士・・・
大学はMIT・ハーバード・イエール・コロンビア・・・
一番羨ましすぎる生活をしているのはマクシーンというゴーゴリの彼女。
・・・彼女が人生をあるがままに肯定するのは、持って生まれた才能だと言ってよい。いまの自分とは違うものになりたいとか、違う環境で育ってみたいことはないらしい。彼の見るところ、それこそが2人の大きな差なのである。こんなに大きな家で育ったことよりも、そっちのほうがずっと異質だと感じる。ついでに言えば、どれだけマクシーンが両親を見習って行動し、その趣味や暮らしぶりを尊重するかということに、彼は驚いてばかりである。食卓で彼女は、書籍や絵画や共通の知人について、まるで友人同士のように両親と議論をかわしている。彼が親に対して感じてしまう憤懣は、まったく存在していない。義務という観念もない。この家では親が娘の行動を縛らないのに、娘は素直に幸福に親元で暮らしている。・・・
でもって、住んでいる豪邸に加えて夏なれば別荘に出かけるマクシーン一家。
そして結婚してから付き合う妻のスノビーな友人たちに感じる違和感。
彼らの生活ぶりと、ゴーゴリの感じる違和感が身近に感じ取れるのは
父の事故という始まりがあるにせよ、それぞれの出来事が自然だからでしょう。

他方、母アシマは、アメリカにあって母国をおもい、アメリカに住むベンガル人の
同胞たちを大切にするベンガル文化をあらわすと同時に、
長らくいるアメリカが日常に入り込み、国際電話が不吉に鳴るたび、
故郷に帰るたびに、肉親の繋がりが減って異国になりつつあるインドを見るにつけ、
だんだんと自分はアメリカに移民したインド人なのだということを意識するという、
異邦人の視線をあらわしてくれる存在です。
インドとアメリカをつなぐ太い糸が物語の中盤、突然切れたときの家族の動揺。
32年余りゴーゴリの人生をたどってきて、母アシマの存在感に温かみを覚えます。

ある意味で長い短編のような味わいのある文章です。
それでいて、親子二世代にわたる大河小説でもあります。
翻訳の小川高義さんの訳者あとがき、
・・・ラヒリを訳すのは手間がかかる。その文章が「動かない」。・・・(中略)・・・だが、そうやって手間をかけたものができあがれば、やっぱりいい作品じゃないかと思う。この感覚があるから次の仕事もしたくなる。三冊目はいつ出るのだろう、と早くも先のことを考えている。・・・
のこの部分がよく分かる気がします(笑)。
美しい名訳です。

あわせて読みたいもの・・・>
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by chubb3 | 2005-02-25 12:52 | 旅の本
パリをぶらぶら
パリの暮らしを紹介してくれるブログさんたちをよく覗いています。
結構その感覚に似てるかもしれない、写真たっぷりな本です。
パリのおさんぽ―パノラマでいこう!
プロジェ・ド・ランディ / 竹書房
ISBN : 4812419301

表紙をみると緒川たまきさんが出ているので、本屋さんで平積みされていても
タレント本なのかな~、と通り過ぎそうになりました。
でも「著」がちがうし・・・。

b0008784_2210238.jpg手に取ってみてみると、
「あ、このお店行った、行った!」
パリの街角や通り・パッサージュを
暮らしている人の目線で切り取った
パノラマ写真。
建物の具合、お店の並び方、
歩いている人の服装、メトロの広告・・・
そこには実際に訪れたときのままの
パリがあります。

そのパノラマとともに通りごとに整理して
食料品店・古本屋さん・雑貨屋さん、
映画専門店などを紹介してくれています。
地図もあって、とても分かり易いです。

b0008784_228526.jpgガイドブックで不満なのは、
ショップリストが充実していないこと。
あー、日本なら観光情報に合わせて
色んなお店を紹介してくれる雑誌が
たくさんあるのに・・・とおもいます。
その分、いいお店を見つけると、
「掘り出し物」感はあるのですけどね。
でも、こういう本があれば、入ってみようかな、と思えるお店が増えそうです。
現に、ウィンドウ・ショッピングだけですませたお店が紹介されていて、
・・・悔しいです(笑)。

そしてこちら。
Paris graffiti―パリの落書き
藤田 一咲 / 光村推古書院
ISBN : 4838103433
イギリス滞在中にユーロ・スターでパリに行ったのですが、
パリ北駅が近付いてきたとき目に飛び込んできたのが
プラットフォーム横の切り立った壁に盛大にかかれた落書きでした。
・・・それが、すごく格好いいんです。
さすがはパリ!とおもいました。
案外、街中をあるいていると、素晴らしい落書きがあります。
それらを集めた本。
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by chubb3 | 2005-02-17 21:56 | 旅の本
アーサー・ランサム 著 『ツバメ号とアマゾン号』
ツバメ号とアマゾン号
アーサー・ランサム 岩田 欣三 神宮 輝夫 / 岩波書店
ISBN : 400115031X

今月20日頃に『アーサー・ランサム全集』が岩波書店から復刊される、というので
1巻目『ツバメ号とアマゾン号』に再チャレンジしました。

アーサー・ランサム全集 全12巻
アーサー・ランサム 岩田 欣三 神宮 輝夫 / 岩波書店
ISBN : 4002007340

たしか小学校高学年あるいは中学生くらいにこのシリーズを読み始め、
3巻目の『ヤマネコ号の冒険』か、4巻目の『長い冬休み』かの途中くらいまで
読み進めたのですが、どうも性に合わない・・・という気がしてやめてしまいました。
なぜか、夏休みにどこかの駅でこの本を読みながら
電車が来るのを待っていたのを覚えています。
ええ、この本は文庫化されていませんので、図書館から借りた
あの分厚いハードカヴァーを持ち歩いていたわけです。
別に、分厚いハードカヴァーを持ち歩くのが大変で嫌になったからやめた、
というわけではありません。
たとえば『指輪物語』は豪華本しか図書館になかったので、
それを持ち歩いては空き時間に読んでいました。
つまりわたしは「重そうなカバンを持っているけど、一体何が入っているの?」と
訊かれてしまうタイプの人間です(笑)。
「何だろう・・・?」と考えて、もう相手が答えを気にしなくなったときくらいに
「あ、あの文庫本も入ってたんだ・・・」と気付きます。


さて、長そうな話の本を読むのは長いお休みのときに限る!と決めていたので、
折りも折りですし、まずは1巻目『ツバメ号とアマゾン号』だけ借りてきました。

つづき・・・>
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by chubb3 | 2005-01-10 23:27 | 旅の本
阿川弘之 著 『女王陛下の阿房船』
b0008784_17472384.jpg女王陛下の阿房船
阿川 弘之 / 講談社
ISBN : 4062045907

のりもの大好きな阿川弘之氏が、「クイーン・エリザベス2」、略称「QE2」をはじめ
豪華客船とのお付き合いについて、1976年~1989年にかけて
ご披露したエッセイ5つを集めた本。

きかんしゃやえもん
阿川 弘之 岡部 冬彦 / 岩波書店
ISBN : 4001151227


豪華客船とは・・・>
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by chubb3 | 2005-01-07 23:35 | 旅の本
   

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