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> J.D.ワトソン著 『二重らせん』
二重らせん
(訳)江上 不二夫 中村 桂子 (著)ジェームス・D・ワトソン
/ 講談社
ISBN : 406183715X
スコア選択: ※※※※※


分子生物学ってあれでしょ?ゲノムとか遺伝子とかDNAとか。
・・・じゃあ、どんなものか説明できますか?

24才のワトソンと、36才のクリック。
この二人がDNAは二重らせん構造をとっているということを発見しました。
この発見自体、画期的だったのですが、
その発見者の一人、J.D.ワトソンがその後とった執筆活動も画期的でした。
彼はまず、続く若き生物学者たちのために、
教科書'The Molecular Biology of the Gene'を書き始めました
(あまりに有名で優れた教科書なのでMBoGと略されるほどです)。
これと平行して書いたのが、この本『二重らせん』'The Double Helix'です。

彼はこの本で、科学者がなんやよう分からん難しい研究ばかり
しているというイメージをぬぐいさりました。
弱冠23才のアメリカからやってきた化学の知識が十分とはいえない
ズバズバものを言う研究者(ジム・ワトソン)と
既婚の30代半ばでまだ取っていない博士号のために研究しているけれども
議論のほうが大好きなイギリス人(フランシス・クリック)が、ケンブリッジで
パブでたむろして大声で話し、パンティング(川遊び)をして、
女の子たちのいる仮装パーティーに行き、
大学のうらに広がる緑地(バックス)を散歩し、
そして研究者間の人間関係やジレンマをこなし・・・その生活の中で、
DNAが二重らせんであるということを発見していく様子が描かれています。

その書き方がいきいきしているし、科学知識が分かりやすくしてあるので
一般読者も科学者の書いたこの本を手にとってベスト・セラーとなったのです。
さらにBBCの製作したテレビ映画『ライフストーリー』にもなりました。
この映画はとっつき易いよう、さらに誇張はありますがおもしろくできています。

そして科学、とくに分子生物学を勉強し始めた者にとっては、
次から次へと教科書の中や授業に出てくるビッグ・ネームにビックリします。
しかもこの人たちがこんな性格だなんて・・・
つまりこれを読めば、
「あぁ、あのタンパク質の構造を発見した人は息子さんがね・・・」などと
近所のおばさんのみたいに見知ったことのように話せるくらいにまで、
古典的な分子生物学の生々しい科学史が分かるようになります。

DNAとは何か、分子生物学とはどういうものか知りたい人から、
古典的ベスト・セラーすぎて読んでもなぁとためらっている人まで、
1日くらいでこの文庫本を読んで楽しめることと思います。



つい先日の7/28、米国でフランシス・クリック博士が死去されました(参照:gooニュース)。
彼はワトソン博士とともに1953年、科学雑誌'Nature'上の次のような
書き出しの論文で、DNAは二重らせん構造をとっていると提唱をしました。
We wish to suggest a structure of deoxyribose nucleic acid (D.N.A.). This structure has novel features which are of considerable biological interest.
――我々はここに、デオキシリボ核酸(DNA)の塩の構造を提案したい。この構造には、生物学的に見て非常に興味深い新しい特徴が備わっている。
この発見が重要であった理由は大きく二つあるとされています。
一つは、DNA分子が自らを元に同じ分子をつくりあげることができる(複製)
ことが説明できた。
もう一つは、DNA分子の情報がメッセンジャーRNAによって写しとられ(転写)、
転写された情報に基づいたタンパク質がつくられる(翻訳)ことが説明できた。
・・・もっと学問的な話は優れた教科書に載っていますので、そちらでどうぞ。
高校生物の教科書にも、簡単に説明が載っていると思います。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

b0008784_10532621.jpg故フランシス・クリック博士も著書
熱き探究の日々―DNA二重らせん発見者の記録
(訳)中村 桂子 (著)フランシス・クリック
/ ティビーエス・ブリタニカ
ISBN : 4484891115
スコア選択: ※※※※※

で、ワトソンの『二重らせん』について「第7章 DNAに関する本と映画」
次のように書いています。
・・・・・・ジムがこの本を書いている頃、ハーバードスクエアの近くの小さなレストランで夕食をともにした時、彼が本の一章を読んでくれたのを覚えている。その時私は彼の話をまともには受け止めなかった。「こんなものだれが読みたがるもんか」心の中でそうつぶやいていた。何もわかっていなかったのだ。分子生物学の魅力にとりつかれて長いこと過ごしてきたので、どうも、象牙の塔の住人になっていたらしい。・・・(中略)・・・今では私も、推理小説のように読めるようにしながら(読み出したら止まらないおもしろさだと語った人が何人かいた)、驚くほどたくさんの科学知識を一冊の本の中に詰めこんでしまったジムの才能はすごいと思っている。・・・・・・
ワトソンがあけぬけに書いた『二重らせん』を読んでから、他の関係者が、
あるいは関係者について書いた本を読むというのもまた、おもしろいものです。
一般読者にも分かり易く書こうと努力されています。

 この記念すべき、たった900語の論文は、
去年がその50周年にあたったことからnature.comよりダウンロードできます
(nature.com→web focus→Double Helix:50 years of DNA→
右下のarchiveよりPDFファイル、あるいは
Nature JapanのHPで日本語訳PDFファイルもあり)。

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by chubb3 | 2004-08-09 23:36 | 科学の本

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