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> アーサー・ランサム 著 『ツバメ号とアマゾン号』
ツバメ号とアマゾン号
アーサー・ランサム 岩田 欣三 神宮 輝夫 / 岩波書店
ISBN : 400115031X

今月20日頃に『アーサー・ランサム全集』が岩波書店から復刊される、というので
1巻目『ツバメ号とアマゾン号』に再チャレンジしました。

アーサー・ランサム全集 全12巻
アーサー・ランサム 岩田 欣三 神宮 輝夫 / 岩波書店
ISBN : 4002007340

たしか小学校高学年あるいは中学生くらいにこのシリーズを読み始め、
3巻目の『ヤマネコ号の冒険』か、4巻目の『長い冬休み』かの途中くらいまで
読み進めたのですが、どうも性に合わない・・・という気がしてやめてしまいました。
なぜか、夏休みにどこかの駅でこの本を読みながら
電車が来るのを待っていたのを覚えています。
ええ、この本は文庫化されていませんので、図書館から借りた
あの分厚いハードカヴァーを持ち歩いていたわけです。
別に、分厚いハードカヴァーを持ち歩くのが大変で嫌になったからやめた、
というわけではありません。
たとえば『指輪物語』は豪華本しか図書館になかったので、
それを持ち歩いては空き時間に読んでいました。
つまりわたしは「重そうなカバンを持っているけど、一体何が入っているの?」と
訊かれてしまうタイプの人間です(笑)。
「何だろう・・・?」と考えて、もう相手が答えを気にしなくなったときくらいに
「あ、あの文庫本も入ってたんだ・・・」と気付きます。


さて、長そうな話の本を読むのは長いお休みのときに限る!と決めていたので、
折りも折りですし、まずは1巻目『ツバメ号とアマゾン号』だけ借りてきました。



さぁ長い話だぞ!と勢い込んで読み始めたわりに、数時間で、
つまりその日のうちに読めてしまって、拍子抜けしました。
でも・・・とっても楽しかった! 次の『ツバメの谷』も借りてこればよかった!!

イギリス湖沼地方に夏期休暇でやって来たジョン、スーザン、ティティ、ロジャの
ウォーカー家の四兄弟が、無人島への小帆船「ツバメ号」の航海を
お父さんに許可されるところから、物語が始まります。
無人島だと思っていたところ、なにやら人がいた痕跡があり、
航海中に海賊のようにオウムを飼っている男がいる屋形船を発見。
その屋形船がパーンと大砲を打ったかと思うと、
どくろとぶっちがいの骨が描かれた小帆船「アマゾン号」がやって来た・・・

休暇中にのびのびと行動して楽しむ子どもたちの姿、
遠く離れたところにいるお父さんの存在感、そして
良妻賢母の鑑のようなお母さんの優しいサポートに、
いいなぁ・・・と素直に懐かしい気分になってしまいました。
子どものころの自分にもこういう夏休みがあれば・・・あるいは、あったよね~
という郷愁感を持ちながら読むのが大人たち。
アーサー・ランサム 著 『ツバメ号とアマゾン号』_b0008784_1281585.jpg

初めて読んだときに途中でやめてしまった理由を今になって考えてみると・・・
とりたてて特別なことが起きるわけではない、他人の夏休みの過ごし方である。
しかも進行が劇的ではなくて、たんたんとしている。
登場人物の性格の変化も、日常的なものである。
・・・なんだかつまらない。
これじゃぁ、自分もそういう環境にさえいれば、できることじゃないの?

これと同じふうに考えたことがあったのを思い出しました。
数年前のお正月くらい?に、ロッタちゃんの映画をTVで一週間
毎朝、放送していたのをボーっと観ていたときのことです。
ロッタちゃん はじめてのおつかい
/ ジェネオン エンタテインメント
ISBN : B00005HPJ9
ゆるゆると続いていく日常が繰り広げられる、素晴らしい北欧の風景。
事件が起こっても、ハッピーエンドでめでたしめでたし、とおしまい。
とても幸福な子ども時代。

でも大きな間違いが一つ。
そういう環境にもう自分は決して、いることができない。
本や映画の中でなら体験できる、外国の幸福な子ども時代。
大人になってしまえば分かることは、決して子ども時代には戻れない、ということ。
そして異国の子どもたちが楽しんでいることをわたしはしてこなかった、ということ。

たまには毒気のあるような本を読みたくなるのと同じく、
逆に、事件らしい事件もなくても、ただふつうに楽しい本を読んでみて、良かった・・・
Swallows & Amazons: Coot Club
/
ISBN : B00004TB0I

Swallows & Amazons: Big Six
/
ISBN : B00004TB0J

by chubb3 | 2005-01-10 23:27 | 旅の本

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